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いま×薩摩vol.15

私と薩摩の偉人

私が明治維新というものに興味を持ち始めたきっかけがある。それが、大河ドラマで放送された「篤姫」である。父と一緒によく大河ドラマを見ていたのがきっかけで歴史を好きになった。しかし、「篤姫」が放送されるまで明治維新とは一体どんなものなのかということを知らなかった。しかし、「篤姫」を見たことによって明治維新に本格的に興味を持ち始めた。

ドラマを通じて今まで知らなかった世界や人物を知ることができた。例えば、小松帯刀を例に挙げると彼の功績自体を知らなかったが「彼がいなければ西郷隆盛や坂本龍馬の活躍はなかった」と言われているように、彼は表舞台に立つだけではなく、今となっては有名な西郷隆盛等の活躍を裏から支えていたということを知った時に「小松が薩摩にいなければ西郷や坂本龍馬は名を残せただろうか」と考えてみるだけでも、それだけ小松が重要な役割を果たしていたことが分かる。

また、一昨年の朝の連続テレビ小説「あさが来た」においても薩摩出身の偉人が脚光を浴びた。それが、五代友厚である。五代と言えば日本史の教科書では「開拓使官有物払い下げ事件」という今でいう汚職に関わったということしか触れられておらず、本来の五代像があまり伝わっていない。私は実際に五代がどんな功績を残したのか調べてみたところ、彼は様々な功績を残していることが分かった。大阪の経済を立て直しに尽力するなどして「大阪経済の父」として知られている。

私は、鹿児島の歴史が大好きである。これからも薩摩の偉人について史跡を訪れたり、文献で調査したりして様々な人物について知識を広めていきたい。

いま×薩摩vol.15

山口 稜太

志學館大学人間関係学部人間文化学科所属

宮崎県出身。2017年5月からかごしま近代化産業遺産パートナーシップ会議若手会の一員として活動。

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