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霧島市日当山温泉

幕末温泉 姶良・伊佐・霧島
霧島市日当山温泉

【偉 人】西郷隆盛、坂本龍馬、島津忠義公、村田新八
【泉 質】ナトリウム-炭酸水素塩泉、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
【適応症】きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症など

【参 考】
大西郷全集、西郷隆盛伝、坂本龍馬書簡、県資料島津忠義など
【時 期】西郷:慶応4年(1868年)明治2年(1869年)、明治7年(1874年)、明治8年(1875年)、明治9年(1876年)龍馬:慶応2年(1866年)、忠義公・村田:明治2年(1869年)
【足 跡】西郷どんの宿(龍宝宅再建)、西郷どんの一つ葉、龍馬の渡し

維新エピソード
・西郷さんは日当山温泉でウサギ狩りと釣りを楽しんでいた。
・龍馬も訪れており慶応2年(1866年)3月16日の日記に日当山温泉に泊まったとある。
・日当山滞在中の西郷さんを忠義公と村田が迎えに行く。

備考

【泉質から紐解く日当山温泉と維新】 西郷さんが県内の温泉で最も多く訪れているのが日当山温泉。清涼の湯とも呼ばれる日当山の泉質は皮膚表面の皮脂を乳化させ浴後サッパリとした感を得る事の出来ます。伊地知正治が大久保利通に宛てた書簡で「入道先生ニハ既二四五十日位日当山二湯治・・・」と書かれたものがあります。西郷さんはのぼせ症のため頭髪を剃っていたようです。日当山の清涼感のある湯は西郷さんにあっていたのかもしれません。坂本龍馬に関しては実際入浴したという記述はありませんが日当山温泉に泊まっていたのであれば当然温泉には入ったのではないでしょうか。寺田屋での受けた傷の治療も兼ねた湯治の準備湯として理想的な湯でした。日当山の優しい温泉で体を慣らし、その後、塩浸温泉で長期逗留。温泉療養の準備段階として日当山の湯は適していたと考えられます。

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