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湧水町栗野岳温泉

幕末温泉 姶良・伊佐・霧島
湧水町栗野岳温泉

【偉 人】西郷隆盛
【泉 質】酸性・含鉄(Ⅱ・Ⅲ)-アンモニア-硫酸塩泉
【適応症】アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症、きりきず、末梢循環障害など
【参 考】
・『大西郷全集』1876年(明治9年)西郷は栗野岳温泉に湯治。
・『池上四郎宛書簡』西郷は栗野岳温泉での湯治風景を綴っている。
・西郷は栗野の園田伴左衛門と狩りに出かけたそうだ。園田家には犬用のすり鉢状お椀があったらしい。
・栗野麓の若者が西郷を驚かそうと西郷の部屋になだれ込んだが逆に西郷に驚かされた逸話もある。

備考

【泉質から紐解く栗野岳温泉と維新】 池上に宛てた書簡によると西郷は栗野岳温泉をいたく気に入ったようだ。栗野岳の長閑な風景は日常の喧騒を忘れさせ、また温泉は西郷が訪れた温泉地の中で最も西郷の体質、症状にも効果があったと考えられる。西南戦争前1年、西郷は頻繁に温泉地を巡っているが持病の悪化もその背景にあったのではないだろうか。

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