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霧島市栄之尾温泉

幕末温泉 姶良・伊佐・霧島
霧島市栄之尾温泉

【偉 人】小松帯刀、島津斉彬公、島津忠義公、坂本龍馬?
【泉 質】酸性泉、硫黄泉(硫化水素型)
【適応症】アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、末梢循環障害など

【参 考】小松帯刀日記
【時 期】小松:安政3年(1856年)、慶応2年(1866年)
【足 跡】栄之尾温泉本陣跡

維新エピソード
・小松は安政3年(1856年)義父と妻のお近、慶応2年(1866年)湯治治療の為訪れている。
・小松の日記には日々の入浴回数と面会に来た人物、そして無事入湯。の文字が書かれている。
・龍馬訪問は小松の日記3月28日条に書かれ「吉井幸輔・坂元龍馬、塩浸より見舞」とある。
・島津斉彬公、島津忠義公の入湯歴あり。
・1861年(文久元年)に島津忠義が本陣(避暑所)を開設した。

備考

【泉質から紐解く栄之尾温泉と維新】 小松にとっての温泉とは明らかに温泉治療であったと考えられます。栄之尾温泉は持病の足痛にはそれなりの効果があったのではないでしょうか。硫黄泉の適応として以前はリウマチにも良いと言われましたが脚気には芒硝泉(ナトリウムー硫酸塩泉)が良いとされているため根本的な治療にはならなかったのかもしれません。藩士・堀直太郎に宛てた書簡には懸命に温泉療養を行うものの一向に改善されないという小松の悲痛な叫びがこめられています。また坂本龍馬も栄之尾温泉で療養中の小松を訪ねており、その際に栄之尾のにごり湯を堪能したかもしれません。

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