五つの美しい石橋は、幕末の鹿児島城下でひときわ目をひく存在でした。 城下を流れる甲突川に架かり、西郷隆盛が生まれ育った下加治屋町の近くにも高麗橋が架けられていました。 これは西郷が郷中の二才頭(にせがしら:地域教育組織のリーダー)になった弘化4年のことでした。