150年前、戊辰戦争前夜のこの頃辞書編纂に力を注いでいる人たちがいました。 長崎に滞在中で洋行の機会をうかがっていた前田正名、前田献吉、高橋新吉は渡航費用の捻出のために英和辞書編纂と売却を計画、明治元年一月に脱稿しています。 この「和訳英辞書」は「薩摩辞書」として大いに利用されることになりました。