吉井友実は文政11年生まれ、西郷隆盛の一つ年下で、 安政3年に大坂薩摩藩邸の蔵役となり各地の志士たちと交わるようになります。 月照が大坂を脱するのを手伝ったり、 西郷が許されて沖永良部島から帰還する際は胡蝶丸で迎えにいったり、 西郷とも近しく活躍した人物です。