鶴の港とも呼ばれた山川港(現鹿児島県指宿市山川町)。 カルデラ火口壁からなる天然の良港で中世からの湊として知られます。 安政6(1859)年、前年に月照と錦江湾に入水して奄美大島への潜居を命じられた西郷隆盛は、 この港で風待ちをし出航しました。 文久2(1862)年の流罪の際もここから徳之島へ流されました。