浜崎太平次は幕末の薩摩、指宿に拠点をおいて活躍した豪商として知られます。 浜崎家は五代目太左エ門の頃から全国の長者番付に載るほどの隆盛を誇り、 六、七、八代目がいずれも太平次を名乗ります。 特に八代目太平次は家老・調所広郷の時代に薩摩藩の後ろ盾を得て交易を行い、 那覇、長崎、大坂、北海道にも支店を置き巨利を得ました。 こうした豪商たちの働きも、幕末の薩摩藩の財政を支えていたのです。