西南の役官軍戦没者慰霊塔(鹿児島市) 鹿児島市
官軍と西郷軍の犠牲者分け隔てなく弔う
激しい戦闘は敵味方双方に犠牲者を生みました。
西南戦争における西郷軍の墓地として南洲墓地は有名ですが、同じ鹿児島市内に官軍の墓地もありました。
西南戦争最後の局面地となった鹿児島でも多くの者が命を落とし、そのうちの官軍将兵1,270余名は全員が祇園之洲に葬られました。
もとは墓石が並ぶ墓地でしたが、荒廃を理由に昭和30(1955)年に合葬、西南戦争100年を節目に慰霊塔が建てられました。
西南戦争から約140年。官軍と西郷軍との犠牲者を分け隔てなく弔う慰霊塔が南洲神社に建てられ、その除幕式が2017年9月23日、鹿児島市の南洲墓地で行われました。