薬園は薩摩藩内に吉野、山川、佐多の3か所設けられていました。 ここ佐多薬園について地誌「三国名勝図会」には 「日本の諸国になき草木も、能生長する処なれば、真に奇宝の薬園と云つべし…」とあり、 幕末の藩主・島津斉彬も嘉永6(1853)年にリュウガンとレイシの植樹を行っています。