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錦江湾(鹿児島市) 鹿児島市

錦江湾(鹿児島市)

開国の舞台でもあった海

パークスは、慶応元(1865)年に駐日特命全権公使兼総領事に任命された人物で、
フランスとアメリカ、オランダとともに改税約書の締結などを幕府に要求し、
外国人の自由貿易の安全を確保することに成功しています。

慶応2(1866)年6月16日、
パークスらはイギリス軍艦プリンセス・ロイヤル他三隻で鹿児島湾に入港。
文久3(1863)年の薩英戦争以来のことであり、
薩摩藩と英国の親睦を深めることが目的でした。
鹿児島では未だに薩英戦争の記憶新しいところもありましたが、
翌17日・18日と仙巌園で藩主らの歓迎を受けています。

鹿児島側の列席者は小松帯刀や桂久武、新納刑部などでした。
かつて砲火を交えた錦江湾も、このときは仙巌園から美しく見えたに違いありません。

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