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駕籠金山跡(枕崎市) 駕籠金山跡

駕籠金山跡(枕崎市)

当時の繁栄静かに伝える

有益な金山を薩摩藩がいくつか持っていたことも幕末の財政を支え、また技術の蓄積につながったと思われます。
ここ「鹿篭金山」も山ヶ野金山・芹ヶ野金山に並ぶ三金山の一つでした。
天和年間(1681-1684)年に有川夢宅によって発見されていて、宝永6(1709)年の記録では永野(山ケ野)金山に次ぐ産出量をほこっています。
明治13(1880)年には当時全国の鉱山開発を手掛けていた五代友厚の所有になっています。ドラマ「あさが来た」の中では五代が「枕崎の鹿篭金山へ」と述べる場面がありました。
昭和になると閉山しますが、発掘の際に出た石で集落の石垣が築かれているなど静かにその繁栄を伝えています。

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